本ページはプロモーションが含まれています
UTM:FortigateのDLPセンサーとフィルタ設定概要
UTM:Fortigateのデータ漏えい防止機能(DLP)のなかで、DLPセンサーとDLPフィルタについて最新Ver:FortiOS5.2の画面キャプチャをもとに紹介していきます。
FortigateのDLPセンサー&フィルタ目次
前回はマニュアルと元にざっくりした内容でしたが、今回はFortigateのセキュリティプロファイル:データ漏えい防止(DLP)の画面キャプチャをとり少し踏み込んで下記の流れで説明いたします。
- DLPセンサーの標準設定フォーマット
- DLPフィルタの設定項目
- DLP Watermark(Tools)を使用したウォーターマーク組み込み
- DLP機能のテスト
DLPセンサー標準設定フォーマット
DLPセンサーではデフォルトでいくつかのセンサー設定の雛形があります。マイナンバーセキュリティ対策でいうとSSN(社会保障番号)のところが参考になります。
DLPセンサー:クレジットカード
DLPセンサー:ラージファイル
DLPセンサー:社会保障番号
[amazonjs asin=”B00UYS90XG” locale=”JP” title=”フォーティネット FortiGate-30D (※バンドル無し) ※初年度保守付き FG-30D-U”]
DLPフィルタ設定項目
DLPフィルタではメッセージとファイルに分けられ、それぞれ選択出来る設定項目が違います。マイナンバー絡みではファイルフィルタの設定が重要になるかと思います。
DLPフィルタ:クレジットカード
DLPフィルタ:マイナンバー
DLPフィルタ:メッセージ正規表現
DLPフィルタ:ファイルサイズ
DLPフィルタ:ファイルタイプ
avi,mp3,wav,bmp…
exe,gif,html,jpeg,javascript,msoffice,pdf,png…
tiff,torrent,unknown,mov,mpeg,bzip…
gzip,lzh,rar,tar,zip…
DLPフィルタ:ファイル名パターン
DLPフィルタ:Watermark感度
DLPフィルタ:コーポレート識別子
DLPフィルタ:ファイル正規表現
DLPフィルタ:暗号化
DLP Watermark(Tools)
DLPのファイルフィルタの設定項目である「watermark感度」「コーポーレート識別子」は、ソフト「FortiExplorer」が関連します。
FortiExplorerでファイルに電子透かしを組み込みます。
FortiExplorerのToolsメニューの中に「DLP Watermark」があり、ここでまずファイル単体がディレクトリ全体か選択し、対象のファイル等を選択、感度レベルの選択と識別子を入力、出力先を指定して「Apply Watermark」クリックするとコマンドがはしりウォーターマークが組み込まれたファイルが生成されます。
生成されたファイルは、前回なぞったマニュアルどおり約100バイト増加されるようです。元のファイルから容量が増えていないようであればうまく生成されていないのかもしれません。ここでサポートされるファイルの種類は、テキスト/PDF/ワード/エクセル/パワーポイント(.txt/.pdf/.doc/.docx/.xls/.xlsx/.ppt/.pptx)です。
DLP機能テスト
ひととおりのDLP(データ漏えい防止)設定が終わり、実際想定されるユーザ側の操作でDLP機能が働くかどうかを試験していきます。
ホームページ等の管理でも使用するFTPSソフトでは対象ファイルをアップロードしようとするとエラーになりOK。ここでの注意点としてはDLPのプロトコル選択では「FTP」しか選択することが出来ず、ポリシーでSSLインスペクションを組合せなければ「FTPS」で動作しません。
メールは、WindowsLiveメールを使用し、メールを送信しようとしたところエラーになりOK。テストは、メジャーなGMOレンタルサーバのメルアドを使い、サブミッションポート(ポート587)で送信です。
WEBフォームやホームページへの文字入力では、対象となる数字列を入力し「送信」するがエラーになりOK。WordPress:コンタクトフォーム7で作成したお問い合わせフォームでテストです。送信ボタンを押しても画面は遷移しません。
[amazonjs asin=”B00UYS90XG” locale=”JP” title=”フォーティネット FortiGate-30D (※バンドル無し) ※初年度保守付き FG-30D-U”]
参考価格
価格については基本版、導入費用については要件により変動しますので最低価格を提示しています。
機種 | 型番 | ネット調べ |
---|---|---|
Fortigate-30D | FG-30D-US | 54,000円 |
Fortigate-60D | FG-60D-US | 82,000円 |
Fortigate-90D | FG-90D-US | 135,000円 |
Fortigate-100D | FG-100D-US | 270,000円 |
導入費用
No. | 品名 | 数量 | 単価 | ネット注文価格 |
---|---|---|---|---|
1 | UTM:Fortigate設計設定費 | 1 | 25,000 | 25,000円 |
2 | UTM:Fortigate設置構築費 | 1 | 25,000 | 25,000円 |
小計 | 50,000円 |
関連記事
ランキング
コメント